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すごい映画だった・・・
今敏(こんさとし)監督の映画は初めて観ましたが、単純に凄いと思いました
1997年に作れる映画ではないと思います
今出ているサイコホラー作品の前身になっているように感じます
この作品を観終わって、エンディングシーンに色々と考察してやっと理解できましたね
なんせ人間関係が複雑でよく観ていないと分からない内容ですから
感想は、なんというか人間不信的な、ゾッとする怖さがありました

この作品は映画館でのレーティングはR15だったそうです(外国ではR18指定が多かったそうです)
確かに血の表現もありましたし、過激な・・・破廉恥なシーンもありましたからね(笑)
ただこの作品では「堕ちていくアイドル」、「連続殺人」っていうのを表現しなければならないため仕方なかったのかもしれません

僕は映画を観てから知ったのですが、今敏監督は2010年に癌のため他界されております
パーフェクトブルーの特典映像でも終始タバコを吸っておられたし(笑)
ただ凄く貴重な人材を失ったと思います
今監督の作品、パーフェクトブルーもそうですが、予算が異常に少なかったんです
せめて・・・一度でいいから好きなだけお金をかけて好きなように映画を作って欲しかったです
しかし、逆に言えば極端な低予算の中これだけの作品を作れるという今監督の凄さを再認識した点でもありました

素晴らしい作品なので是非観ていただきたいです(リビングで観るのは止めたほうがいいですが(笑))
今監督、作品制作お疲れ様でした
ご冥福をお祈りいたします

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